終戦間もない1951年、出征から帰った純一の父が開業した店「マルエ薬品堂」が「株式会社クスリのマルエ」の前身である。純一が2歳のときであった。両親は地域に貢献したいと店番を親族にまかせ、店に来られない人のために、行商にも出かけていった。地域の人たちと親戚のような親しい付き合いをしたり、生活に困窮する親戚があれば快く自宅に迎えいれていた両親。そんな姿を見て育った純一は、「人に喜んでもらえる」ことの充実感に魅力を感じ、将来、この店を自分が引き継ごうと心に決め大学へと進学した。大学では経済を学び、卒業後は横浜のドラッグストアに就職。経営ノウハウを学んだ。そして25歳のとき、子どもの頃に誓った夢を実現させるため、家族を連れ大胡町の故郷へと戻ったのである。
 









江黒 昭 現相談役
 

 自分の人生を切り拓くべく、自衛官の道に進んだ純一の弟、昭。熱い使命感に燃え、組織の中で奮闘していた昭に、兄・純一からの連絡が入る。「一緒にドラッグストアをやろうじゃないか」。
 昭が24歳で大胡町に戻った頃、店は2店舗になり、多店舗展開を目指し邁進していたが、競合他社との対立は激しさを増すばかり、決して順調とはいえなかった。
 入隊以来、「組織で動くこと」を学んできた昭は、県内後発のドラッグストアでありながら、他社に先駆けて「組織づくり」に注力した。本部機能を充実させ、会社としての骨格を造り始めたのである。馴れ合いや甘えがまかり通る、それまでの家族的経営からも決別をはかる…。それが、後の株式会社クスリのマルエの成長を後押しすることにつながったのである。






 競合他社が乱立するの中での出店は、気を抜けない勝負の連続だった。そんな中、二人は考えた。「同じ土俵で戦ってはダメだ。独自の道を歩もう」と。
競合他社との戦いは、結局は価格競争になってしまう。それでは一向に道は開けない。二人が悩んだ末打ち出したのは他店との「差別化戦略」だった。H&B主体の品揃えに加え、健康と美をサポートすることを企業としての使命に据え、健康アドバイスやライトカウンセリングを接客に採り入れた提案・コンサルティング販売へ…。安売りに走る当時の群馬県ドラッグ業界にはなかったことだった。
先を行く競合他社の後を単に安売りで追うのではなく、確固たる信念のもとマルエ独自の道を突き進んでいく。この決意が、いまのマルエドラッグのソリューション(問題解決)販売の基礎となっていった。このことにより、マルエドラッグの存在価値が深く地域に根付き始めた。しかし、回転率の悪いH&B商品主体の経営は、資金繰りを圧迫する。そんな折、父が他界した。そのときの香典をも資金繰りに回した。そんなこともあったという。

 





 

 いつも新鮮で、ワクワクして楽しい。新しい発見があったり、役立つ情報をもらったり……。お客様が来店する「価値」のある店を常に高いレベルで実現するため、新規出店と平行して既存店を次々に改装していった。飽きの来ない新鮮さ、いつも価値のある情報がある、そんな店づくりに「マルエドラッグはほかと違う」という評価がさらに広がりを見せた。
 業界からも注目を浴びる存在に。その根底にあったのは、やはり「使命感」。地域に役立つ存在として、社会に貢献し続ける、その思いはずっと揺るぐことがなかった。
進化の一方で、ひたすら耐えた。絶対に諦めなかった。豊富で話題性の高い品揃え、充実したスタッフ、ライトカウンセリング…。
順風満帆かに見えた店づくりの陰で、実は思わぬ苦労もあった。
 お客様の悩みや要望を聞き、的確なアドバイスをするライトカウンセリングを充実させるには、時には無駄と思えることもじっと耐え、続けていかなければならない。お客様が頻繁には来ない化粧品売り場やサプリメントの売り場に、専任の担当者を常に配置。それは時には、店の運営には支障をきたすこともあった。お客様が来た時にいつでも対応できるように、他の売り場が忙しくても、ひたすらそこにいて待つ…。そんな一見無駄なことを我慢してやり続けた結果、マルエドラッグのライトカウンセリングの価値が浸透し、頼れるドラッグストアとして認められた。
また、かねてからの念願であった調剤薬局1号店(佐波東調剤薬局)の開設(1994年)にもこぎつけたのであった。



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